漉き
2008.01.10
新作の鞄の企画と平行して財布を制作しています。今回はネイビーです。
写真のパーツは小銭入れのマチ部分の裏側で、割り(厚みの調整)と荒裁ちを終え、部分漉きを行った状態です。パーツの厚みは1ミリですが、端の部分を少し薄く調節してあります。
財布の場合、革が重なる部分が多いため、重なった合計の厚みを計算して、それぞれのパーツごとに調節を加えます。パーツ自体の厚みを薄くしてしまうと強度に問題が出てくるため、部分的に漉いていきます。
そうすると、本体の強度を保ったまま見た目をすっきりさせる事が出来ます。